近所の散歩コースにある、シリア・レバノン料理『AL-SHAM』。
近いのでもう何度か行ってます。
1年くらい前にできたかな?
表の入口ではシシカバブやらパンを焼く、大きなオーブンがお出迎え。
まず、お通し。
ナスやキュウリ、ラディッシュのピクルスが山盛り。
シリア・レバノン料理って聞いても、どんな料理だかあまりピンとこないですよね。
あまり見かけないし。知らないし。
ですが実は私、本場のシリア料理を食べています。
もう20年以上前ですが、グラッフィックデザイナーを辞めて、
失業保険をもらっている時に行きました。
本当はそんな不届きなことダメですよね、時効ということでスミマセン。
2ヶ月間、トルコ・シリア・ヨルダン・エジプトと陸路で回りました。
ヨルダン―エジプト間は船でしたが。
若い女の一人旅ですから、向こうもまったく警戒心がないんでしょうね、
いろいろな縁でたくさんの民家で食事をいただきました。
どのお宅も大皿で盛大にもてなしてくださるんですが、ほとんど中身が同じ。
トマト、オリーブ、きゅうり、チーズ、ナン、鶏肉のイメージ。
それらを綺麗に大皿に盛り付けているんです。あと、豆のスープ。
じっくり回った私の中東の食事のイメージは、美味しいモノがない、です。
あ、鳥の丸焼と、シシカバブは美味しかったかな。
そんなイメージを持った私は恐る恐るですが、
近所だし、とりあえず1回入ってみるか、写真は美味しそうだし、って感じでした。
パセリ山盛りのサラダ。
この盛り付け方が意味不明ですが、レモンの酸味が効いてて美味しいです。
レモンが細切れになってそのまま入ってるし、栄養満点ですね。★★★★☆
シシカバブ。
もう見た目通りの美味しさ。ボリューム満点。★★★★★
チーズの入ったパン。
美味しい。見た目通り。★★★★★
この日は、お洒落な帽子『SHOKO』のボスとの女子2人だったので
食べきれずに一部持ち帰りました。
えー、シリアってこんなに美味しいものあったっけ?って感じです。
もちろんレストランにも行っていますが、こんな美味しいモノがあったんだったら
鳥の丸焼ばかり食べていなかったのに。
メニューは全て写真入り英語表記もあるので安心。
英語表記のそれ自体の意味がよくわからんのも多いけど。ARUGULA SALADって何?
持ち帰り用に鳥のケバブを注文。★★★★☆
何をたのんでも必ず酸っぱいヨーグルトと、ピクルスは付いてくる。
ちなみにナスのピクルスはこうやって唐辛子をたっぷり入れ込んで作ってました。
このピクルスは日本人にはなかなか手ごわい味。
あまい、ナッツのケーキみたいなの。
美味しいけど、ちょっと硬いかな。★★★☆☆
ひき肉のまんまるコロッケ。大きすぎてちょっと脂っこい。★☆☆☆☆
もっと小さく平べったくすればいいのに、日本のコロッケみたいに。
こんなパンフレットがあって、全てのメニューがネットで注文できます。
このパンの類はどれも美味しい。ハズレなし。★★★★★
豆のスープもスパイスが効いててとても美味しい。★★★★★
ナンの中にシシカバブが入ってます。★★★★☆
これを注文したらパセリサラダはいらないね。
この日は別のメンバーでしたが、やっぱりこの類の料理って好き嫌いがありますね。
この日は今一つの反応でした。
しょっちゅう食べたいとは思わないけどたまに、2カ月に1度くらいは食べてもいいかな
くらいの感じかな、私にとっては。
中東料理の不味いイメージはこれで払拭されました。
私が美味しいところに行ってなかったのかもしれません。
当時は『中東版地球の歩き方』さえ、しょぼいのしか出てなかった時代ですから。
今だったら検索して美味しいモノがたくさん出てくるでしょうね。
でもこの間の戦争で街自体が壊されてますから、食べることさえ大変でしょう。
難民もたくさん流出しているし、
世界中に散らばってベトナムにたどり着いたのかもしれません。
あの美しかったアレッポが、瓦礫の山となしているのを想像するのは
胸が締め付けられる思いです。
こうやって平和な地で美味しい料理をいただけるのは
本当にありがたいことですね。
美味しいモノを食べながら、いろいろなことが頭をよぎります。
■AL SHAM
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te.:0084 98 459 7160
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